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ヤマミチ 田山祐智

DIYビギナー向け 床用塗料(クリア)

無垢のフローリングは味もあって足触りも良いのですが、無垢材には塗装が付き物ですよね。


無垢材は誤魔化しがききづらいので、使う塗料によってはムラがとても目立ちやすくなるので注意が必要です。


そこで今回は、DIYビギナーでもキレイに仕上がる、一押しの塗料について紹介します。



【ESHA ワックスオイル】

いきなり結論ですが、それがこちら。

日本のターナー色彩という会社のワックスオイルという商品です。

(ESHAはブランド名。)


この塗料は当社でも新築やリフォームで採用率が高いのですが、特別プロでなくてもキレイに仕上げることができます。



【メリット】


・ ワックス配合なので、オイル仕上げとワックスがけが一度にできる。

・ クリアー色なので塗り重ね部分がムラにならない。

・ 自然由来のベースオイルなので環境にやさしい。

・ 油性なので乾燥までに時間的余裕があり、塗り重ね部がムラにならない。

・ 伸びがよく施工性に優れる

・ 塗っても表面が毛羽立たないため、1回塗りでもすべすべのキレイな木肌が生まれる



クリアー色なのと油性であることで、とにかくムラが出ません。(目立ちません)


これが仮に水性塗料だと乾燥が早く、塗ったそばから乾いていくので列の継ぎ目が重なったときにそこだけ濃くなってしまいます。


DIYビギナーは乾燥の遅い油性塗料を使ったほうが、ムラを出さずキレイに塗りやすいと思います。


またこの塗料はワックスが配合されているため、一度塗っただけで十分な保護効果が得られます。

乾燥後に歩くとすぐ感じますが、それはとてもスベスベで気持ちのいいものです。



【デメリット】

・ 色がクリアしかない

・ 乾くまで時間がかかる。(指触乾燥で8時間)

・ 油性なので塗装用具の扱いが厄介(洗うのに溶剤を使う)


短所は長所の裏返し。

メリットの部分が言い方を変えるとデメリットにもなります。

塗装用具の洗浄については最後の方で説明しますね。




【作業の様子】


では、ここからは実際に私が施工した時の様子を写真と動画でお送りしますので参考にしてみてください。

使用した用具がこちら。

左から、

・ バケット

・ エッジャー(コテ刷毛)

・ 塗料

・ ウエス(はみ出した所の拭き取り用)


写真には映っていませんが、缶の蓋を開けるためのオープナーも必要です。

(マイナスドライバーではうまくこじ開けることができません)



[バケット]

まずはバケットですが、エッジャー(コテ刷毛)がすっぽり入る大きさが必要です。

丸バケツ型は形状的に相性が良くないです。



[エッジャー(コテ刷毛)]

これが非常に優秀な道具で、塗装の基本である「薄く均一に」を安定して施工できます。


刷毛で塗るとネタが厚く乗りすぎて拭き取りが必要になるし、ウェスに染み込ませて擦り込み塗りすると端っこや隅っこがきれいに決まらない。


その点このエッジャーはスポンジの厚みが絶妙で、塗料の含みが本当に丁度いい。

何度塗っても毎回同じ様に均一に塗り伸ばすことができるし、角もピタッと決まるスグレモノです。




それでは作業の様子を動画でご覧ください。


いかがでしょうか? 特に難しそうなところはないですよね。


この塗料は床に限らず無垢材であればどこにでも使えるので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。





最後に、作業後の塗装用具の洗浄について。

こちらも動画に撮りましたのでご覧ください。(動画未編集)


油性塗料の場合、用具等をシンナーなどの溶剤を使って洗うのですが、正直、一般の方が溶剤を扱うのは廃棄の問題等でハードルが高いですので、塗装用具は使い捨てしてもいいと思います。


ただ、この動画で私が使っている、日本ペイントの「ハケ洗い液」であれば、洗浄したあとに水洗いで流せますので、一般家庭でも使いやすいでしょう。

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