ヤマミチ 田山祐智
DIYで外部の木部塗装をしよう
◆ 我が家のバルコニー床板を新築後6年ぶりに再塗装
うちはログハウスなので、バルコニーの床もウッドデッキと同様に木の板でこしらえております。
先日ウッドデッキを再塗装した流れで「バルコニーもそろそろやっておくか」という気になり、写真に残してみました。
DIYでやりたい方、やっている方は参考にしてみてください。
作業前
新築当時に塗った塗料は、和信化学の油性浸透系塗料「ガードラックPRO」のマホガニー色です。
当時ウッドデッキにも使いましたが、日当たり・水当たりの良い所は3~4年ですっかり退色しておりました。
バルコニーはケラバの出があって雨も当たりづらく、しかも東面なので日当たりも朝のみ。
なので、よく歩くところ以外はそれほど傷みはでていませんでした。
* * *
◆目荒らし(足づけ)
サンドペーパー等で擦ることで、古くなった塗膜を落とし、傷んだ木の表面を荒く均します。
この作業はぜひやって下さい。
塗料の乗り具合がまるで変わりますので、結果的に塗装後の耐候年数も大きく伸びます。
たわしの置いてある方が研磨後、
たわしより下の方が研磨前。
とにかくゴシゴシ。。。
木目に沿って動かします。
埃が舞うのでマスクをしましょう。
そして腕がすごく疲れる…
紙やすりだと耐久性がないし歪んだ木の表面に追従しづらいので、研磨剤の付いた厚手のナイロンたわしを使うと捗ります。
番手は様々あって今回は#180番を使っていますが、これより荒くても構いません。
サンディングが終わったらほうきやブラシ等で粉を落とします。
水を流して丸洗いした場合は1日置きましょう。
◆ 外部用 木部用塗料
WPステインとも呼ばれます。(ウォーター・プルーフ・ステイン)
過去にもこのブログで塗料の事について書いたことがありますが、2020年現在の私の見解としては、
耐久性を重要視するなら、(半)造膜タイプで顔料のたっぷり入ったヤツ
を選ぶしかありません。
代表的な商品:
・和信化学工業 ガードラックアクア(https://guardlac.jp/products/aqua)
・シオン U-OIL(https://u-oil.jp/)
・オリンピック マキシマム ソリッド(https://www.olympic-stain.jp/solid/index.html)
・大阪ガスケミカル キシラデコール コンゾラン(https://www.xyladecor.jp/products/xyladecor_consolan.html)
同じ塗り回数で仕上げた場合、浸透系の塗料では造膜系にはどうやっても敵いません。
だって、浸透系の塗料は木目が透けるでしょ。
言い換えると、木目が透ける程度にしか顔料が入っていないということだよね。
そして浸透系塗料は粗悪品が数多く流通しすぎて、安物の低性能な塗料を使うと毎年塗り直していても木が腐ります。(まじで)
ホームセンターの安物はやめておいてね。
それでも木目が生きる仕上がりを最優先で浸透系塗料を使う場合は、『3回塗り』しましょう。
メーカーが2回塗り推奨とかどうでもいいです。
3回も塗れば造膜系塗料の耐久性に近づくことができます。
ということで、今回はなんの塗料を使おうかな~と物置棚の在庫を見てみると…
他の現場で余ったU-OIL(スーパーハード)が何色かと、ガードラックアクアが数色。
まぁベランダだから別に何色でもいいんだけど…。
アンチークパインにしとこうか。
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