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ヤマミチ 田山祐智

オリジナル薪ストーブ製作への長旅 3



【1】初心に帰り、また一から設計し直し始めた。



今回は核となる燃焼機構には新しいアイデアは盛り込まず、自分の中で枯れた技術をそのまま採用することにして、まずは成功例を作ることを目指しました。




【2】特許庁から拒絶通知のお知らせが届く


ちなみにちょうどこの頃、特許庁の方から私の出した特許案件の差し戻しが来ていました。

そのお便りの内容を要約すると、


「こんな誰でも思いつくような簡単なアイデアじゃ先進性があるとは言えないから、特許はやれないよ。」


っていう内容でした。

現に似たような機構の特許案件がたくさん証拠として添付されてきた。


せっかく40万近く出して特許出したのに…甘かった。

(´・ω・`)ショボーンとしていたら、その特許庁からのお便りの内容の最後に、


「ただ、この1点の内容についてだけは他との類似性を確認できないわ」


的なことが書いてあった。


特許事務所によると、「その1点の内容(機構)を兼ね備えたうえでの申請であれば、何ら妨げるものではないよ」という解釈らしい。


じゃせっかくだから取得しちゃおう。ということで再度申し込んだら「考査に入ります」って返事が来た。


特許取得の流れにおける「考査」とは、「OKなので正式に書類作成しますね」という意味らしい。




【3】近所に鉄工所に製作を依頼


話を戻して、出来上がった設計図をまた近所に鉄工所に持っていき、製作を依頼してきました。


今日電話があり、途中段階だけど見に来てくれとの連絡を受けて行ってきました。




テッカテカ!!



今回はSUS430(3ミリ)を使って作ることにしたんだけど、鉄工所の仕入れたステンレスの原板は表面仕上げが結構きれいな方のグレード(たぶんBAくらい?)みたい。



鉄工所には4月中に完成させてほしいと納期を依頼してるんだけど、他の仕事も忙しそうで合間を見て作ってくれてる。


でも担当の方は責任感の強い方なので、間に合わせてくれるでしょう。


試運転が今から楽しみです。

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