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田山祐智

MOKIストーブの改造(?)を試みる その3-3

【温度維持性能】  今日の夕食は実家で親と一緒に食べることになったので、MOKIストーブに太薪を2本くらい入れてから家を出ました。(17時15分頃)

 その後また家に帰ってから子供の世話などをして、一段落したところでストーブを確認してみました。(20時15分頃)

つまり3時間経過した時の状態なのですが、炉内にはまだ赤みが見えており、火箸で掻き崩してみるとまだまだ熾火がたくさん残っていました。

本体温度は側面で約130℃、天板もばらつきはありますがおおむね100℃以上。

うちでは鋳物ストーブのトラビスのライデンも使っているので、感覚的にどちらの使い勝手もよく分かります。 その上でこの結果は、『鋳物と変わらん』です。

決して良い数字を出すために炉内に薪をがっつり詰め込んで限界まで給気を絞るような小賢しい真似はしてませんよ。

普通に使う燃やし方をして出たこの結果を、どう捉えるかはあなた次第。m9( ゚д゚)ビシッ

*  * * *  * * *  *

日本の薪ストーブ業界に多い鋳物信者の方ならきっと、『それなら中に断熱材を仕込めばもっと長持ちするのに』と思わずにはいられないでしょう。 が、それは視点が違います。薪ストーブに必要なのはボディの表面温度(暖房性能)であって内部温度ではありません。

私はこの結果を得て、「鋼板製ストーブだったら鋳物のような分厚いボディも炉内の断熱材もいらないじゃん」て素直に思いました。 つまりは、「鋳物ストーブは無駄なコストアップの産物」 …とまでは言い過ぎか。

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