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ヤマミチ 田山祐智

【燃焼動画】国産薪ストーブ ARC'RAY(アークレイ) 着火から10分で200℃、15分で400℃到達。→1時間後は300℃。



板厚の薄い鋼板ストーブであれば、温度の上昇については似たような性能は正直どれでも出ます。


問題の本質は、温度をどれだけ維持できるか、なんです。


世の中の鋼板製ストーブは皆その弱点を克服するために、炉内に耐火れんがやバーミキュライト等の石材を囲います。

そうすれば立ち上がりは犠牲になるものの、炉内の熱は逃げにくくなるので。


でもそれやったんじゃ鋼板製ストーブの強みである立ち上がりの早さを殺してしまうので、だったらはじめから鋳物ストーブでいいじゃんとなる。

鋼板製である存在意義を自分から無くしていくスタイル。ギャグかな?



一方で、ARC'RAYのボディは3mm厚のステンレス鋼板だけで、耐火レンガ等の石材は使っていません。

でも炉内の熱をこもりやすく設計しているので、板厚は薄いけど炉内はなかなか冷めにくい構造になっているのです。


つまりは、


温度の立ち上がり → 早い(薪の消費が少ない)

温度の低下 → 遅い(薪の消費が少ない)


という、相反する性能を確立しているのがこのARC'RAYなんです。


と、すごいことになっているはずなんだけど、薪ストーブ初心者にこの価値をわかってくれるにはどう伝えたら良いものか…。

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