キーボードへの妙な執着
先日、前職の時代から長年使い続けていたキーボードにコップの水を少しまかしてしまいました。(←まかす)
それからしばらくして↓キーの効きが悪くなり、大変使いづらくなったのでこの機に新しくキーボードを買いました。
東プレ Realforce 108キー ALL30g かな無し 昇華印刷
「東プレのキーボード」と聞いて分かる人いますか?
このモデルでいうと、金額は 税抜き¥20,000 です。
似たようなキーボードはその辺で安く売ってるのに何がそんなに違うのか?
そもそもキーの接点構造が根本的に違う。
キーを押してスイッチの接点がぶつかって反応するとかじゃなくて、キーを押してる途中から認識する、静電容量方式。
その辺で売ってるキーボードは、メンブレン方式といってゴム膜を押してスイッチに接触させる仕組み。
ゴム膜とコイルスプリングではキーを押したときの打鍵感が雲泥の差で、タイピング速度と疲労感に大きく差が出ます。
この東プレのキー、実は私たちの身近でもよく使われている場所があります。
セブンイレブンのATMを利用したことはありますか?
セブンのATMだけ、キーが深くてやわらかくて押しやすいって気付いてました?
あの『スコスコ』感が、東プレのキータッチなんです。
今度利用した際にはキータッチを意識して暗証番号を打ち込んでみてくださいね(笑)
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………とここまで書いておきながら、今日語りたいのは実はこのキーボードの事ではなくて、壊れてしまった古い方。
今回高いお金を出してこの東プレのキーボードを買ったのですが、いままで長年慣れ親しんだキーボードの感覚からの変化になじめず、ミスタッチが多くなってしまったのです。
これは早打ちする人にとっては非常にストレスなんです。
なので、以前に使っていたキーボードをメーカーへ修理依頼。
水をちょっとまけただけだったので被害も大したことなく、きれいにクリーニングされて帰ってきました。
2010年に購入した、メカニカルタッチキーボード。
このキー構造は、先ほど説明した安物のメンブレン方式でも、東プレの静電容量方式でもない、メカニカルスイッチという方式。
キートップを引っこ抜くと、こんな機構が見えます。
この茶色の部分が上下に動いてスイッチになっています。
さらにさらに拡大してよく見てみると…
上枠の部分に『CHERRY』の文字が見えますね。
これはドイツの会社が作っているスイッチ部品。
メカニカルスイッチの市場はほぼCHERRYの独占です。
スイッチの重さが今は4種類ラインナップされてて、押下荷重別に色で区別されています。
重い → 軽い
黒 青 茶 赤
つまり、このキーボードは下から2番目に軽いタッチの軸が使われています。
通称「CHERRY 茶軸」とよばれるタイプです。
このタッチ感が非常に良くて、私の場合にはベストマッチでした。
東プレのようにシャコシャコ感はあるけど、底突き感も心地いい。
こちらの方式も最後まで押し切らなくても認識してくれるので、早打ちにもついてきてくれます。
道具は色々試したいのでどんどん買い替えていくタイプの自分ですけど、このキーボードはとても相性が良いのでずっと使い続けていきそうですね。
あーーすっきりした。
たまにマニアックな話がしたい時もある。
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