MOKIストーブの改造(?)を試みる その3-2
改造後の様子。
新しく薪をくべたとき。
うちは薪にりんごの木を使っていて、最初は枝がメインです。
この写真は、焚き付けに火が回ったのでそのあとにりんごの小枝をどんどん投入したところ。
見て分かる通り、枝自体には火が回っておらず、これから燃え始めようというところです。
当然、熾火なんかまだ作られていません。
この写真を撮った後に外へ出て煙突を見に行ってみました。
煙が見えないんです。
煙突トップの背景に木があるので少しでも煙に色がついていれば目立つはずですが、目視できません。
ちなみに、この時の吸気口の絞り具合がこちら。
すでにここまで絞り込んでます。
まだ枝が本燃焼していないわ、給気は絞られてるわの悪条件なのに、煙が見えなくなるくらい二次燃焼がしっかり効いているんです。
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昨日の記事には書きませんでしたが、MOKIのMD80IIは、給気口の下半分を塞ぐと熾火がたくさん残りやすい半面、最後の燃え残りの消し炭も多く残ってしまいます。
これは、給気の風が直接当たらなくなってしまったために温度が上がらず、最後まで燃やしきることができなくなるためです。
そのことは今年MOKIを導入して間もない頃に既に分かっていたので、今回はあらかじめ対策をうっておきました。
こんな感じに、灰の中に耐火レンガを1ヶ埋めて置いておくことです。
理想では金属(ステンレス鋼が望ましい)を網目状にしたロストルを作って灰の中に埋めておけば効果的なはずなんですが、そこまでお金をかけるのももったいないので耐火レンガで代用しました。これでも十分利きます。
こういう蓄熱性の高い物を熾火の中に埋めておけば、長時間強い放射熱を発し続けるので、熾火がくすぶることなく最後まできれいに燃え尽きてくれるようになります。
ちなみに耐火レンガはホーマックだと1ヶ230円くらいで買えますので経済的です。^^
この耐火レンガ、燃焼中はかなり高い温度を蓄えていると思われるのですが、今朝起きて灰の中の耐火れんがを触ったら「あちっ」と手を引っ込めてしまうくらいにまだ熱かったです。
いったい何℃あるのか測ってみたら、
130℃もあんの!?
昨晩、最後に薪をくべたのが19時くらいだったので、そこから約12時間経過しているのにまだこんなに熱を保っているようです。
ノーマルモデルの場合でも、給気を絞ってケチって燃やしても耐火レンガを置いたほうが翌朝の燃え残りカスが少なくなりますので、おすすめの簡単アレンジです。
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最後に、燃焼しているときの様子を動画に撮ってみました。
条件が良くなると、青白い炎が立ち上る様子を見ることができます。
高性能の鋳物ストーブで高温燃焼しているときのような炎がモキでも見れるなんて…