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  • ヤマミチ 田山祐智

オリジナル薪ストーブ製作への長旅 4


【塗装】


ひとまず形が出来上がったので、一通り写真を撮ったのち、耐熱スプレーで塗装することに。


耐熱塗装も黒ではありきたりでつまらないと思い、赤を買ってみた。

左から、プライマー、塗装色、クリアコート。

ハイヒートペイントなので、プライマーに至っては華氏2000°F=摂氏1096℃くらいまでの耐熱性があります。すごい。


まずはプライマー塗装。

車の塗装だとサフェーサーって言うよね。


これを塗ることで塗料の密着力を上げます。

ステンレスは塗料のノリが悪いのでね。


次にメインの着色塗装。

1回塗ったら時間を少しおいて2回塗り。

1缶でちょうどぴったり使い切れる量でした。


最後にクリア塗装で仕上げたらそこそこ艶感が出ました。


 

【初試運転】


構成部材をセットしていきます。






さて、いよいよ火付けをしていきます…!


ん・・・?


200℃を超えたあたりから変色が…



ちょっと!ダメやん!

耐熱温度どうこうの前に変色して美観が崩れたらそれは違うでしょー。


見た感じもなんだかおもちゃチックで気に入らなかったから別の色で塗り直そ。



さて、肝心の燃え方なんですが、ちっともよくありませんでした。



終始煙がすごかった。

ドラフトが全然弱い。


でも一回焚いてすぐに原因と対策は分かったので、もう一度鉄工所に持ち込んで小改造してきます。

(煙突へ抜ける部分に抵抗を加える板を設置していたので、これを撤去)



それと、炉内奥に設置する二次燃焼プレートがどうも自分の思っている効果が発揮できていない気がする。


今回はこんな形状で作ってみた。


炎が合流されるとともに、ちょっと飛び出た邪魔板で気流を乱して燃焼ガスを攪拌するイメージで作ったんだけど。。。


今までMOKIの改造で積み上げてきた自分の中のセオリーがなんかおかしいような気がして

、もう一度考え直すことにしてみた。



そして毎日寝る前とかに布団の中で悶々と構想を繰り返した結果…、自分の中で導き出された結論がこの形になった。


(一度燃焼済みなので汚いです)



それにしてもこの形状、、、うちでMOKIの改造を初めてやった時に作った1回目の改造プレートと同じアイデアなんです。


これね。↓


実は燃焼ガスは一本道で一ヶ所に集中するよりも多方向から複雑に合流させるように持ってきた方がよく燃えるんでねーの?って思えるようになった。


そして合流して流れる中央部の板には穴を設けて、そこでさらに乱気流を発生させる。


これまでの経験上、ただ炎(熱エネルギー)を集中させるだけでは望んだほどの効果が出ないようだった。


MOKI使ってるときはそんなに不満なかったので気付かないふりしてたけど、実はまだ上を目指せた。



で次回の記事に書くんだけど、この形状でやはり大正解の結果を生んでくれました。

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