top of page

施工事例

木製物置小屋

2年前に手がけた木製ガレージのお客様のお知り合いだというオーナー様より、自分の家にも手づくり感のある木製の小屋を建てたいというのが今回の依頼。


はじめにお話を頂いたのは去年の10月でしたが、この夏にようやく着工の運びとなりました。

 

 

母家の方は3年前に新築なさったばかりの立派でおしゃれなチュダー様式風の外観。

イギリス・チュダー様式はポストアンドビームの文化。
であれば、小屋の方も母家の雰囲気に合うようなヨーロピアンデザインで、そしてもちろん在来工法で製作します。

 

 

奥様の希望により扉は観音開きでアーチ状が良いということで、お城の城門のような雰囲気になるよう角材を並べて配置して作ってみました。(その結果、扉片方だけで20kgを超えるヘビー級な作りに!)
デザインは、モデルというほどのものではありませんが、私が実物を見てきたドイツの古城 ノイシュバンシュタイン城からイメージをいただきました。

扉の板にはアイアンの飾り鋲を打ったことでますます重厚感に磨きがかかりました。

 

そんな重厚な扉をかんぬきによって固定するのも奥様から頂いた面白いアイディア。

 

外壁には無垢の羽目板を全面に張り、あえて今回は柱と梁をあらわしにしてチュダー様式風のディテールをプラス。

 

 

塗装はお客様の方で施すということでまだ仕上がってはいませんが、わずか3畳の小屋にしてはとても趣深い、存在感あふれる建物が出来上がりました。

 

いくつか色パターンのシミュレーションを作って提案してみましたが、最終的にはどんな色で仕上げられるのでしょうか…?

bottom of page